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キューバ共和国 (1)

1967年7月29日発行 'Salon de Mayo' 展 (1/1/26) 

657 'The Night of the Woman Drinker'
(1967)

 この切手は、1967年にキューバのハバナで開催された'Salon de Mayo'展を記念して発行された26種類の切手のうちの1枚です。この'Salon de Mayo'の名前は、ナチス占領下のフランスで結成された芸術家の団体の名前に由来するものだそうです。
 ハバナの展覧会は、キューバの美術評論家で作家、ジャーナリストでもあるCarlos Franqui氏がピカソやミロなどの支援を受けて企画開催したもので、20世紀の画風を網羅する100人以上の画家の作品が展示されたということです。Hundertwasser氏の絵もその一つとして展示され、それが切手として発行されたものだと思います。
 その切手は、氏の絵を母国オーストリアよりも先、世界で最初に取り上げた切手でもあります。ただ、この切手の発行について氏は関与していないようで、オフセット印刷も出来栄えは余り良くないように思えます。

 次は、一緒に発行された24種類の切手と制作者名および出身国です。あと1種類、額面50Cuban Centavoの切手が発行されているようですが、入手できませんでした。これらの切手を見ていると、キューバ革命から8年後の熱気のようなものを感じることができます。

Wilfred Lam (Cuba) Felix Labisse (Belgium) Rodoriguez Mariana (Cuba) Alan Davie (Scotland)

Max Walter Svanberg (Norway) Antoni Tapies (Spain) Gustave Singier (France) Gudmundur Gudmundson ("Erro") (Iceland)

Jean Arp (France) Pablo Picasso (France) Max Ernst (Germany) Victor Vasarely (France)

Rene Portocarrero (Cuba) Alexander Calder (U.S.A.) Rene Margritte (Belgium) Roberto Matta (Chile)

Serge Poliakoff (France) Bram van Velde (Holland) Joan Miro (Spain) Asger Jorn (Denmark)

Pierre Alechinsky (France) Marie-Helene Vieira da Silva (France) Jean Messagier (France) Edouard Pignon (France)